【コラム「頭痛と生活」】

「病気を発症する」ということは、発病以前に出来ていた生活内容を著しく制限されることでもあるのです。
頭痛においても、日常生活への制限が起こることは言うまでもないことです。
頭痛はどのような形で日常生活に影響を及ぼすのでしょうか?
頭痛と生活の関係について考えていきます。

コラム・頭痛と生活

病気を発症することで受ける影響は、健康だけではなく生活全体にまで及びます。発症前には当たり前のように出来ていたことが出来なくなる苦しみは、簡単には理解されないものなのです。

生活の質

医療現場において、根治治療と同じくらいに重視されているのが「生活の質」です。専門用語では、直訳した「クォリティ・オブ・ライフ(QOL)」という言葉が使われています。
生活の質とは、日常生活において健常者が行なうことができる活動に則った判断基準のことで、「病気によってどれだけ不便を強いられることになるのか」「どのような治療を行なうことで生活の質の水準を保つことが出来るのか」といった医療方針にも大きく関わるものなのです。

頭痛によって変わる生活

では、頭痛はどのような形で生活の質を変えることになるのでしょうか。頭痛で起こる痛みは、思考や行動の全てを妨害するほどの強さを持っています。そのため、仕事の効率や睡眠時間を大きく損なうことになってしまうことが度々あります。頭痛によって妨げられた仕事や家事の帳尻を合わせるために発作が起こっていないときに無理をして、更に頭痛を悪化させてしまうことも少なくありません。
このように、頭痛が起こるということは生活の内容を一変させてしまう可能性が充分にあるのです。

頭痛によって制限される行動

頭痛持ちの人は、発作を抑制する薬を使っていればある程度の平均的な日常生活を送ることは可能です。しかし、薬の副作用で眠気を感じる場合があるため全ての面で頭痛のない生活を送ることが可能というわけではないのです。
頭痛薬の使用の有無に関わらず、制限される行動として「車の運転」があります。車の運転は、長時間の集中と注意力の維持が必要とされるため、頭痛持ちの人や頭痛薬を使用している人にとっては不向きになりやすいのです。
車の運転以外でも、火や刃物を扱う料理も頭痛の時は控えるべきといえます。このように、頭痛は生活のあらゆる面で支障をきたすことが多いのです。

頭痛と上手に付き合う生活とは?

頭痛は、あらゆる形で生活の質に大きな影響を与える病気の一つです。日本では全人口の約三分の一に相当する3000万人以上の頭痛持ちの人が生活していることを考えると、頭痛に悩まされていなくても頭痛との上手な付き合い方というものを覚える必要があるといえます。
多くの頭痛の原因となっているストレスの発散や、肩こりを長引かせないための体操などの頭痛を予防する方法や、頭痛の種類に対してどの薬が効果的といった知識をあらかじめ覚えておくことこそが頭痛との上手な付き合い方となるのです。

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