【肩こり】

肩に強い張りを感じる肩こりは、頭痛の原因となる主な症状の一つでもあります。
つまり、慢性的な肩こりに悩まされている人は慢性的な頭痛に悩まされる可能性が高いのです。
なぜ、肩こりによって頭痛が発生するのでしょうか?
ここでは肩こりと頭痛の関係について解説していきます。

頭痛による肩こり

日々のストレスや寝違えなどの様々な原因によって発生する肩こりは、時には頭痛の原因にもなります。どのような仕組みによって肩こりが頭痛を引き起こし、どのような頭痛の原因になるのでしょうか。

肩こりと頭痛の仕組み

肩こりは、首から上腕に掛けての部位に存在する僧房筋が緊張することで発生します。緊張状態に置かれた筋肉は強張り、パンパンに張った状態になります。強張った筋肉は痛みや違和感、不快感や重量感を発生させます。
緊張した肩の筋肉は首の血行を阻害し、頭を巡る血管に炎症を発生させます。この炎症が多くの頭痛の原因になるのです。このように、肩こりを原因として起こる頭痛のことを「肩こり頭痛」と呼ぶことがあります。

三叉神経痛との違い

肩こり頭痛とよく取り違えられるのが三叉神経痛です。顔面の表情筋と感覚を司る三叉神経は、周辺の血管が拡張することによって圧迫されて炎症を起こします。この炎症が顔や頭の痛みを生み出すのです。
このように、肩こり頭痛は肩の筋肉の緊張によって起こる血行不良が原因となっているのに対して、三叉神経痛は血流の増大などによる血管の拡張を原因としています。そのため、痛みの出る部位も大きく違い、肩こり頭痛は目周辺から後頭部に掛けての部位に痛みを感じ、三叉神経痛は目を含む顔面周辺の部位に痛みを感じることになります。

肩こり頭痛の危険性とは?

肩こり頭痛は、他の病気が原因になる二次性頭痛に比べれば遥かに危険性は少ないものといえます。しかし、肩こり頭痛が起こっているということは原因である肩こりが慢性化しているということと同じなのです。
肩こりの慢性化は血行の悪化や眼精疲労などの弊害を引き起こします。このような肩こりの症状は、頭痛に発展しなくとも充分に苦しいものであるといえます。

頭痛から肩こりが起こる?

通常、肩こりは頭痛を引き起こす原因となっていますが、逆に頭痛が肩こりを引き起こすことがあります。
偏頭痛や繊維筋痛症などによって絶え間なく痛みを感じることで、脳はちょっとした刺激を痛みとして感じるようになります。このような現象を「アロディニア」といいます。
アロディニアによって首や肩の小さな刺激や痛みが増幅されることによって、慢性的な肩こりを患ってしまうことがあるのです。最近はこのような頭痛が原因となって起こる肩こりが注目を浴びています。

肩こり頭痛への対処

肩こり頭痛は、日常生活で生じる肩こりが原因となって起こるものです。肩こりの原因となる僧房筋の強張りや血行不良を改善することで、症状は改善されます。
対処法としては肩揉みなどのマッサージで筋肉をほぐし血行を促進すること、温泉などで肩こりを鎮めることなどが有効です。

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