【めまい】

視界が回転したように感じるめまいも、頭痛に伴う症状の一つです。
三半規管の異常で生じることの多いめまいは、どのようなメカニズムを経て頭痛と共に現れているのでしょうか?
また、頭痛に伴うめまいにはどのような対処をすればよいのでしょうか?
頭痛とめまいについて解説していきます。

頭痛に伴うめまいについて

視界の歪みや回転が起こるめまいは、主に耳の病気で発生する症状ですが頭痛によっても引き起こされることがあります。どのような仕組みで頭痛がめまいを引きこしているのでしょうか?

めまいの仕組み

めまいは多くの場合、耳の奥の内耳にある蝸牛という器官と三半規管に異常が起こることで発生する症状です。蝸牛と三半規管は、身体のバランスを維持するための平衡感覚を司っています。
耳の病気などが原因になって蝸牛や三半規管に損傷が起こると、平衡感覚が乱れて視界に異常が発生するのです。

めまいと脳の関係

内耳にある蝸牛や三半規管からの信号を処理している脳の部位になんらかの異常が生じると、めまいを引き起こすことがあります。
脳障害を引き起こす病気では、脳が身体の各部位とやり取りしている伝達信号の送受信や伝達内容の乱れが生じるため、身体の制御が正常に行われなくなることがしばしばあります。
頭痛によるめまいもこの一つで、脳血管の炎症によって耳から送られてくる信号に影響が及んだ結果に起こっているのです。

めまいを引き起こす頭痛

めまいが頭痛に伴う症状として表れる場合は、頭痛の種類によって左右されています。めまいが起こる頭痛として有力なのは目の奥に痛みが生じる偏頭痛になります。
偏頭痛では、めまいのみならず視界の明度が急に強くなり歯車のようなものが見える「閃輝暗点」などの視覚に影響を及ぼす症状がしばしば起こります。閃輝暗点の症状が頻繁に現れている場合、うつ病などを併発することがあるので注意が必要です。

脳卒中の危険

頭痛とめまいが同時に起こる場合、脳卒中が二次性頭痛を引き起こしている可能性を視野に入れる必要があります。脳卒中は脳組織に栄養や酸素を送り込んでいる血管が閉塞する脳血管障害のことで、脳組織の破壊や機能障害を引き起こす病気なのです。
脳卒中の症状の進行によって頭痛やめまいなどが現れることがあり、症状が更に進行すると言語障害や下肢の麻痺などに発展する恐れがあります。

頭痛によるめまいへの対処

めまいが起こった場合、目を閉じて動かずにじっと安静にしているのが最善の対処法であるといえますが、自動車を運転している場合など状況によっては目を閉じることが出来ないこともあります。
また、めまい薬の多くは耳の病気で起こるめまいに対して効果を発揮するものなので、頭痛によるめまいは頭痛薬で抑えるようにする必要があります。
頭痛薬の投与でもめまいや頭痛が収まらない場合は、脳血管障害を原因として疑うべきです。専門医の診察を受け、適切な治療を開始するようにしましょう。

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