【偏頭痛】

偏頭痛は頭痛の中でも症状が強く現れ、日常生活に支障をきたしやすい病気であるといえます。
数日から数週間の周期で強い発作が起こり、強い痛みを伴う発作は最長3日程度続くのです。
この偏頭痛はどのような原因によって発生し、どのような方法で対処すべきなのでしょうか。

偏頭痛の症状とは

偏頭痛は、「片頭痛」とも書くように「片方に偏る頭痛」という特徴的な症状を持っています。発作は周期的に起こるためか、頭痛が起こっている時は何も出来ないほどの強い痛みを感じるのも特徴といえます。

発作の周期

片頭痛の特徴の一つである発作の周期は個人差がありますが、2~3週間に一回から1週間に2~3回という間隔で発生します。周期が長い人は1ヶ月に一回程度、周期が短い人は3日に一回は発作が起こる計算になります。

発作の性質

偏頭痛の発作は、数時間から3日程度の長さで持続する性質があります。偏頭痛で起こる痛みは、「ガーンガーン」「ドンドン」のような強さで襲い掛かり立っていられなくなることもしばしばです。
痛みが生じるのはこめかみから頭の側面に掛けての部分で、患部に手を強く当てれば痛みがいくらか和らぐので応急処置として活用できます。

偏頭痛の原因

日常生活に支障をきたしてしまう偏頭痛は、身体の中で起こっているどのような原因によって発生しているのでしょうか。原因となっているものについて紹介していきます。

セロトニン

抗うつ作用を持つといわれるセロトニンが、偏頭痛の原因になっていると考えられています。セロトニンには血管収縮作用があり、セロトニンが時間と共に分解されることで血管が再び拡張されていきます。
この血管の収縮と拡張が偏頭痛を引き起こしているのではないかと考えられています。セロトニンは、ストレスや緊張を感じることで血小板から分泌される性質を持っています。

三叉神経血管説

顔面の表情などを司っている脳神経の中でも最大規模を持つ三叉神経が、偏頭痛の原因であるという考え方が、現在の主流であるといえます。
三叉神経が何らかの刺激を受けることで分泌する神経伝達物質が、血管を拡張し炎症を起こさせることで偏頭痛が発生しているというのが三叉神経血管説の主旨ですが、どのような種類の刺激を受けることで発生しているのかは不明です。

治療に当たって

偏頭痛は、血管の拡張とそれに伴う炎症の発生によって発症しているものであるため、薬剤治療が治療の主流となっています。
初期の偏頭痛の治療には、消炎鎮痛剤が有効とされています。進行した偏頭痛の治療には、非ステロイド性抗炎症薬やトリプタン製剤を使用して血管の拡張を抑制するのが効果的です。ただし、偏頭痛に有効な薬剤の一部は、血管障害や心疾患のある患者には適用外となっていることがあります。

非薬剤療法

持病の関係で、薬剤による偏頭痛の治療が難しい人には非薬剤療法が適用されます。偏頭痛の発作が起こったら、暗所で患部を冷やしながら横になって安静にすることで症状を抑えていきます。

上へ戻る